【美容コラム|Vol.6】30代で閉経!?近年急増している「早発閉経」
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月に一度、女性が憂鬱な数日間を過ごす月経。
近年、20代や30代で閉経してしまう「早発閉経」を起こしてしまう女性が急激に増えています。
早期発見・早期治療で回復する可能性もある、まだまだ不明な点が多い症例です。
今回は、早発閉経についてお話します。

 

早発閉経とは?1

早発閉経とは、40歳未満の女性が早期に閉経してしまうこと。
ここ数年で早発閉経の患者は急増しており、30歳までの早発閉経患者の割合は1000人に1人、40歳まででは100人に1人とされています。
原因は未だわかっておらず、分かっているケースは全体の10%〜20%ほどです。
原因としては、遺伝的なもの・自己免疫異常によるもの・卵巣の手術・放射能治療や化学治療の副作用によるものなどが確認されています。
他には、化学物質のフタル酸エステル類が早発閉経を引き起こす作用も
また、ストレスや生活習慣・喫煙・過激なダイエットなども早発閉経にかかるリスクを上げると考えられています。

 

早発閉経により高まるリスクdistressed looking woman, lying on her bed, clutching her stomach

まず自力での排卵がされないので、そのままの状態では妊娠をすることができません。
閉経に伴って女性ホルモンの分泌が著しく減少してしまうため、更年期障害のような症状(ほてりや多汗・息切れ・動悸・めまいやイライラなど)が起こりやすくなり、骨粗鬆症や脳梗塞・脳動脈瘤などが発生するリスクも跳ね上がります。
また早発閉経になった女性はその後、言語能力と視覚的記憶力が40%以上悪化していたという調査結果や、認識力と運動能力の連携速度も35%悪化していたとする論文もあり、早発閉経はその後の人生における認識能力にも悪影響を与えると考えられています。

<治療法について>
現在行われている治療法は、閉経により失われた女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)を内服や貼り薬などで補う「ホルモン補充療法」が一般的ですが、デメリットもあると言われています。
最近はホルモン補充療法やプラセンタ注射、漢方治療などの選択肢が増えています。

 

予防するにはIll young woman drinking hot beverage

原因はわかっていないものの、生活習慣(ダイエット・喫煙・ストレスなど)を見直すことで早発閉経にかかるリスクを下げることができると言われています。
あとは生理不順や無月経の状態を自己判断で軽く受け止めずに、生理の周期で気になることがあったら産婦人科で血液中のホルモンの検査などをして貰いましょう。
また、生理の記録を毎月取るようにし、自分の生理周期をよく把握していることが「早発閉経」の早期発見に繋がります。

 

まだ分からない部分も多い「早発閉経」ですが、日々の生活を見直し自分の生理周期などを確認することで掛かるリスクを軽減することができます。
日々の生活を注意し、おかしいなと思ったらすぐに病院に行くことで早期発見・早期治療を受けることが大切です。