【美容コラム|Vol.120】30代でも要注意!若年性更年期障害とは
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更年期障害は、更年期に差し掛かる40代後半から気をつけていればよいと受け止めている方が多いようです。
しかし、現在では20代後半から30代の女性でも、生理不順やのぼせ、ほてり、発汗などといった更年期に似た症状に悩んでいる方が増えているのをご存じでしょうか?
このようなケースは「若年性更年期障害」「プレ更年期障害」と呼ばれています。
この若年性更年期障害について詳しくご紹介します。

 

若年性更年期障害になる原因は?

女性ホルモンは「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類ありますが、更年期障害は、二つのうち、「エストロゲン」の減少が原因でおこるといわれています。
更年期に入ると、卵巣機能の低下にともない、エストロゲンの分泌量がごくわずかとなるのです。
そのため、女性ホルモンのバランスが乱れ、体調の変化や自律神経の中枢でもある脳の視床下部の働きに影響が及びます。
結果、ほてり、のぼせ、冷え、めまい、肩こり、頭痛、イライラなどといったさまざまな不調が現れてくるのです。
そんな若年性更年期障害による不調の主な原因は、以下の3点です。

 

原因1. 初潮年齢の若年化

更年期の症状が早まっている原因の一つとして考えられているのが、初潮年齢の若年化です。
卵巣から排卵される卵子の数は、生まれたときから決まっているといわれています。
生まれた時には、卵巣に約200万個、蓄えている卵子も、思春期の頃には、約170万個から180万個が自然に消滅し、残るのは約20~30万個ほどです。
その後も1回の生理周期で数百から数千個の卵子が減少するので、初潮の年齢が早ければ早いほど、卵子の数も早い段階で減っていくこととなり、卵子の数が30代でゼロに近くなるということもありえます。
また、出産回数の減少や、高齢出産による生涯における生理期間の長期化も、卵子の減少および更年期の若年齢化の原因とも考えられています。

 

原因2. 規則正しい生活を送っていない

不規則な食生活、睡眠不足や喫煙などでも、女性ホルモンのバランスは乱れてしまいます。
特に、慢性的な睡眠不足や、不規則な睡眠サイクルは、良質な睡眠につながらず、カラダの疲れがとれないことからストレスとして感じてしまうこともあるのです。

 

原因3. 過度なストレスによるホルモンバランスの乱れ

現代、多くの女性が仕事や育児などのいろいろな悩みを抱えています。
女性が活躍する場が広がっていることは喜ばしいことですが、家庭内でも家庭外でもストレスを感じる可能性のある環境だといえるでしょう。
女性のカラダはデリケートなので、少しのストレスでも女性ホルモンの分泌に影響を受けやすいものです。
それが、自律神経を乱れさせ、ホルモンバランスを崩す要因となってしまいます。

 

若年性更年期はこうやって緩和・予防しよう

ストレスをためない

ストレス解消をすることは、やる気がみなぎり効率アップにつながる、気持ちが前向きになり、積極的な行動ができるようになるなど、良い影響ばかりです。
逆に強いストレスを長期的に抱えたままにしておくと、自律神経のバランスを崩す原因となります。
ストレスを抱えこまないためにも、疲れたときはしっかり休みをとったり、お茶の時間を心ゆくまで楽しんだり、心地よい音楽を聴いたりするなど、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。
リラックスする時間を定期的に持つ心がけが好循環を生みますよ。

 

生活リズムを整える

毎日の食事や睡眠の時間がばらばらだったりすると、体内リズムが狂い、自律神経のバランスも乱れてしまいがちです。
きちんと睡眠時間を確保し、食事は1日三食、できるだけ同じ時間に食べるようにするなど、メリハリのある生活を送ることが大切です。
また、生活のリズムと食生活を整えることを並行しながら、自分にあったサプリメントを摂取して不足している栄養を補うのもよいでしょう。

 

適度な運動

サイクリングやウォーキング、ヨガなどの有酸素運動をすることで心身どちらにもリフレッシュ効果が得られます。
運動をすることで、ポジティブな気持ちに切り替えることもできますし、筋肉を動かし、筋肉量を維持することで若々しさを保ち続けることもできます。
また、運動のあとは、カラダが適度に疲れるため、心地の良い、良質な睡眠につながります。
食事制限だけでのダイエットは我慢が続くことで、ストレスの原因になります。
食べ過ぎてしまった次の日は、多く運動をして調整するなど、摂取カロリーと消費カロリーのバランスを見ていくことも、均衡のとれた美しい心とカラダをつくるためには必要不可欠です。

20代後半や30代の若い女性に、更年期障害に似た症状が起こるのは、自律神経の乱れが関係していること多いようです。
症状が長期化している場合は、若年性更年期障害の影響だけでなく、本当に卵巣機能が低下している場合もあるので、自分で判断せず、きちんと婦人科を受診して、自分のカラダは自分で守るように意識しましょう。
ストレスをため込まないよう適度な運動と、定期的なリフレッシュをして、気持ちをうまく切り替えながら忙しい毎日を楽しく過ごしたいですね。