【美容コラム|Vol.116】ツライ月経痛!漢方で悩み知らずのカラダへ
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月経時のつらい症状に悩んでいませんか?
イライラしたり、気分が落ち込んだりする心の症状や、腹痛、腰痛、肌荒れなど、カラダの症状も人それぞれですよね。
また、その人に合った解消法も様々です。
色々試してみたけれど、中々改善されない方は、漢方を服用することで、緩和されるケースがあります。

今回は、月経痛を緩和させるひとつの方法として、悩みのタイプに合わせた漢方の選び方をご紹介します!

 

漢方とは?

漢方は、中国(漢)から伝わった医術のことです。
もともとは、中国の伝統医学でしたが、日本の風土や日本人の体質に合わせて独自の発展をとげ、日本の伝統医療となりました。
西洋薬の多くは、本来カラダがするべき働きを薬が代わりにするため、その働きの効き目は一時的なものです。
一方、漢方薬は、カラダが正常である状態を保持できるように作用するため、不調な症状に対してカラダを整えていきます。
日本では昔から、月経や更年期に起こる症状を「血の道(血の道症)」という言葉で表し、症状に応じた漢方を用いてきました。

 

症状に合った漢方の選び方

漢方では、人のカラダは「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つで構成されていると考えられています。

「気」・・・目には見えないカラダを支える全ての原動力(元気・気力)
「血」・・・全身の組織や器官に栄養を与えるもの(赤い体液・血)
「水」・・・飲食物中の水分を消化吸収によってカラダに必要な形にしてうるおすもの(無色の体液)

無関係に見える複数の症状が、1つの漢方薬で緩和することもあります。
自分の抱えている症状に合った漢方薬を見つけてみてはいかがでしょうか。

 

タイプ1 イライラ、更年期障害

【加味逍遙散(かみしょうようさん)】
血液循環をよくしてカラダを温める一方、のぼせなど上半身の熱をさまします。
また、イライラや不安感を落ち着かせてくれる効力もあります。
疲れやすい、肩がこる、のぼせる、精神不安やいらだち、冷え性、更年期障害、月経困難などの症状がある方におすすめの漢方です。

 

タイプ2 足腰の冷え、月経不順、貧血

【当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) 】
血行をよくしてカラダを温め、貧血症状を改善する働きがあります。
そのため、めまい、立ちくらみ、頭痛、足や腰が冷える、むくみ、月経不順などの症状がある方に効果的な漢方です。

 

タイプ3 便秘がち、月経前に感じる不安

【桃核蒸気湯(とうかくじょうきとう)】
血液循環をよくする他、便秘や下腹部痛を改善する効果があります。
また、不安を和らげてくれる効能もあります。
便秘、月経時や産後の精神不安の症状がある方に、効力のある漢方です。

 

タイプ4 冷えのぼせ、月経痛

【桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)】
血行をよくして熱のバランスを整えることで、のぼせや冷えを改善し、子宮などの炎症をしずめてくれます。
下半身は冷えるが顔はほてってしまう冷えのぼせの症状がある方。
シミや湿疹・皮膚炎のある方、月経痛がつらい方に効能のある漢方です。
「血」が滞ると、めぐりが固まります。

漢方は、症状や発症の時期によって効果に個人差があります。
即効性のある薬や強い効き目のある薬もありますが、大切なのは一時的な解決ではなく、根元から改善し、解決に至ることです。
漢方は、カラダ本来の働きを高めてあげられるひとつの方法。
カラダ全体の状態を考えて色々な解消法を試してみてください。
また、良質な睡眠をとる、バランスの良い食事を心がける、適度に運動をするなど、日々の生活習慣が基本となります。
月経痛を緩和させるためにも、しっかり自分と向き合ってあげましょう。

 

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