【美容コラム|Vol.19】女性ホルモンが影響!? 女性の歯周病の原因とは
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歯周病は男女ともに30代以降に症状が現れやすい病気の一つ。
でも実は、男性に比べ女性の方が歯周病に罹るリスクが高いことをご存じでしょうか。
そこには女性ホルモンが大きく関与していると言われています。

 

なぜ女性の方が歯周病になりやすいの?shutterstock_178894907

歯周病とは歯茎の間の溝に細菌が繁殖し、歯垢や歯石になって歯茎に炎症を起こす病気です。歯茎が腫れて脆くなると最悪の場合は歯が抜けてしまいます。
女性ホルモンの一つ「エストロゲン」は唾液にも含まれ、歯周病に関連した細菌の増殖を促すことがわかっています。
また、歯肉細胞はエストロゲンにより腫れやすくなるという特徴もあるようです。
さらに、もう一つの女性ホルモン「プロゲステロン」には、炎症物質を刺激する働きもあります。
こうした女性ホルモンの影響によって、女性は口内環境にトラブルを生じやすいのです。

 

妊娠中は特に注意が必要

特に注意が必要となるのは、妊娠中です。
妊娠中期から後期にかけては、女性ホルモン濃度が高まり歯周病や歯肉炎が起こりやすくなるのです。
女性ホルモンの影響以外にも、つわりで歯が磨けない、食事が取れないので唾液も出にくいなどといったことも歯周病を悪化させる原因となります。
食後はうがいだけでもする、フルーツなどを食べて唾液を分泌させるなどの対策を取りましょう。
妊娠中の歯周病は早産や低体重児のリスクを高めるので、妊婦歯科検診はしっかり受けましょう。

 

更年期以降に起こる問題

閉経を迎える更年期以降は、エストロゲンの分泌量が急激に低下します。
エストロゲンが歯周病の原因となるなら、更年期以降の女性の歯周病のリスクは少なくなるのかと言えば、残念ながらそうではありません。
エストロゲンの減少による急激なホルモンバランスの変化は、唾液の分泌量を減らしてしまいます。
唾液が少なくなると、口内環境が悪化し歯周病になりやすくなってしまうのです。
また、エストロゲンは骨の新陳代謝にも深く関わっているため、エストロゲンが減少する閉経後の女性は、骨がもろくなる「骨粗しょう症」になりやすくなります。
歯を支えている下顎骨の骨密度が低くなることも歯周病を進行させる原因になると考えられます。

 

口内を健康に保つために

女性にとって、女性ホルモンの変化による影響は避けることができないものです。
女性は歯周病に罹りやすいということをきちんと理解した上で、ホルモンバランスが大きく変化する時期には口内の変化にも意識を向けてケアしていくことが大切です。
もちろん、日頃から毎日の歯磨きや定期的な歯科検診を心がけることも歯周病予防に役立ちます。口内の健康、意識していきたいですね。